イライラしているのは私だけではなかった

新年度

声がかかる

 

「女性部部長と副部長の持ち回りが回ってきます

本来はAさんとあなたなのですが

Aさんはご高齢なのを理由に辞退されました

次の方はBさんです

お2人のうち、どちらが部長で、どちらが副部長をされるのかを決めて、連絡をください」

 

私、Bさん宅へ

「女性部の部長、副部長の当番だそうです。本来はAさんなのですが、辞退されたとのことです」

Bさん「私も歳ですよ?地域の役を他にも持っているので、ローテーションの次の方に回してください」

 

私、Cさん宅へ

「女性部の部長、副部長が回ってきました。本来はAさんですがご辞退され、次のBさんもご辞退されました」

Cさん「私も歳で、もう無理よ〜。若い人にやってもらって。次はDさんじゃないかしら?」

 

私、Dさん宅へ

「女性部の部長、副部長の当番です。本来はAさんですが、ご辞退され、その次のBさんもCさんもご辞退されました」

Dさん「私は、既に自治会の役員も、子供会の役員も、小学校の役員もやっています。更に女性部?何でもかんでも押し付けておかしくないですか?女性部って何のためにあるんですか?会館の掃除?そんなの使った人がすればいいじゃないですか?Eさんは?娘さんはお若いですよね。そちらにお願いしてください」

 

私、Eさん宅へ

「女性部の部長、副部長の当番です。Aさんも、Bさんも、Cさんも、Dさんも辞退されました」

Eさん「私はもう年だし、こらえてほしいわ。娘?無理むり、やれない」

 

私、自治会長さん宅へ

「皆さん、引き受けて下さいませんが・・・」

自治会長さんと、奥さま「女性部っていったって、別に仕事なんてないし、会館の掃除だけ。後はその慰労会としての茶話会の開催だけ。女性部に掃除はしてもらわないとね。使った人が?◯◯会とか高齢の人の集まりは、掃除してなんて言ったら来ない人が出てくるかも。Dさんに名前だけでも貸してもらって。駄目なら、Fさんに回して」

 

私、またまたDさん宅へ

「力及ばず、名前だけでもお借りするよう言われました」

Dさん「ほんと、ひどい。掃除掃除って、自分がすればいいじゃないですか!なんで女性だけがしないといけないんですか!おかしいじゃないですか!茶話会?親睦なんて深めたいとは思いません!何を提案しても聞き入れられない。もういっぱい役を担当してるのに、どれだけ押しつける気?暇だと思ってるんですか!嫌です、やりません!本当にイライラしてるんですよ!!!!!」

 

私、Fさん宅へ

「女性部の部長、副部長の当番です。Aさんも、Bさんも、Cさんも、Dさんも、Eさんも辞退されましたので、Fさんまで回ってきました」

Fさん「新しく引っ越して来られた方はどうするんですかね?仕事もしていますし、副部長でお願いします」

 

 

というわけで、今年度、女性部部長が私に決まったというハナシ

女性部部長、副部長に仕事がないなんてウソだ

茶話会の準備、それがもう充分負担だっていう話デスヨ

会長さんも奥様も、軽く考えすぎだ

 

誰もやりたがらない

年齢だったり、忙しさだったり・・・

なぜ、存続させる必要があるのかと私も思うが

立場の違いが、意見の一致を不可能にする

 

頑なに「やれ」という自治会長

やりたくない女性たち

きちんと話し合うべきだと思うが・・・

 

わかり合えないというのは

どんな場所にもあるのだな

普段は穏やかなDさんの激怒の表情

本当は気性の激しい人なのだな

 

イライラが伝染する

イライラに毒されて、私のメンタルもダークになる

私もいつもイライラしている

無関係な人を毒さないように気をつけないとな