寝なくては

もう寝なくては

じゃないと明日が辛いでしょ

 

わかっているけど

やることが多い

それに、自分がほっとする時間だって、ちょっとは欲しいでしょ

 

七輪・・・

今日、探しに行ってきた

うーん・・・

安物は粗雑だ

結局、買えず

 

火鉢も気になる

同時に、一酸化炭素中毒も気になる

何でも利点ばかりではないが、便利さの追求はやめるべきだと私は思う

今一歩、アナログに回帰した方がきっといいのだ

 

かつて、祖父母の家には七輪があった

泊まりに行くと、

朝、祖母が七輪で食パンを焼いてくれた

祖母

もう会えない

声も聞けない

 

思い出す

仕事にグロッキー状態で

恋にも敗れ・・・

散々だった私を心配し

友人宅で鍋をするからおいでよと誘ってくれた中学以来の友人

駅で買い出しをして向かう

 

アパートの一室

お風呂はない

洗濯機は部屋の前の通路

そして、

「今年は練炭買うのをやめたわ〜」

と部屋の主

 

エアコンがなかった

言われるまで気づかなかった

底辺の生活

こんな暮らしをしている人が本当にいるのだと驚いたのを覚えている

私より年上の人が、新卒の私より恐らく収入が低い・・・

 

暖をとろうと

カセットコンロに水を入れた鍋を置き、湯を沸かす

 

何が幸せ?

貧しいなりに楽しくやっていけること?

それとも私自身のように、そこそこ収入はあっても、死にそうになりながら働くこと?

 

価値観が揺らいだのを今でも憶えている

七輪・・・

貧しさの象徴?

それとも昔のエコ生活の象徴?

清少納言だって「冬はつとめて・・・いとおかし」と書いていた

 

幸せって

自分がそう思わなければ

始まらない

 

私は幸せだ

可愛い子どもたちがいて

大きな病気もなくて

今のところは経済的にもかろうじて何とかなって・・・

しかし、戦わねばならないことの何と多いことか

 

 

前を向いて

頑張れよ、ワタシ!